衛生観念の変化
新型コロナウイルスの感染拡大により、マスク、ハンドソープ、消毒用アルコールなどが品薄になっています。
大衆の衛生観念がアップデートされ、今年は季節性のインフルエンザの感染率が大幅に下がったことも話題になりました。
ドアノブやエレベーターのボタン、電車のつり革など不特定多数が触れる箇所については皆さん気にかけていると思うのですが、もっと身近なところ、今この記事を見ていただいているスマートフォンにも目を向けるべきです。
スマートフォンはトイレの便座よりも汚い、と言われることもあるくらい雑菌の宝庫となっています。
「スマホ 消毒」といったワードでGoogle検索をかけるとヒットするのは以下のような商品です。
紫外線はDNAを損傷させる
UV除菌機は紫外線によって細菌やウイルスのDNAを損傷、不活性化させることで成り立っています。
しかし新型コロナウイルスはDNAウイルスではなくRNAウイルスです。となると気になるのはRNAはUVにより損傷するのかどうか、ということですね。
それ関連の論文を漁っていたところ、以下のようなタイトルを見つけました
RNA Is More UV Resistant than DNA: The Formation of UV‐Induced DNA Lesions is Strongly Sequence and Conformation Dependent
“RNAはDNAよりも紫外線耐性がある”というタイトルで、33件引用されています。
また上記の商品は紫外線の波長が253.57nmとなっていますが、これが新型コロナウイルスに対して最適な波長かどうかも分かりません。
今知りたいこと
RNAに対してもUVは有効なのか、有効だとしたらどの程度の時間照射し続ければウイルスは不活性化するのか。
そしてもう一つは新型コロナウイルスに対して最適な紫外線の波長はどの程i度なのか、です。
まあどうせ効果測定はできないのですが、とりあえず上記の商品を購入してみようかなと思っています。 とりあえず殺菌効果はあるようですし。