ジャンク品のiPhoneを修理したら価値が10000円以上跳ね上がった、という話。

Anything

iPhoneにおけるジャンク品とは?

破損や機能障害、アクティベーションロック、ネットワーク利用制限×などの理由により通常の使用が難しいiPhoneのことを指します。

 

ジャンク品は完全動作品と比べて価格が1/2~1/3程度になっていることが多く、ハードオフなどの中古家電販売店やヤフオク、メルカリなどのオンラインストアで購入することができます。

 

私は電子機器を分解、修理するのが趣味でして、今回はジャンク品のiPhone修理に挑戦しました。

 

ジャンク品を購入

ヤフオクやメルカリで、購入するジャンク品を選びます。

 

今回はメルカリでタッチ操作不良のiPhoneSEを購入しました。価格は税込5500円ほど。

ジャンク品を選ぶ上でいくつか注意した点がありました。

・ネットワーク利用制限×は避ける

ネットワーク利用制限×、というのは端末代金未払いなどの理由により、モバイルデータ通信不可の状態になっているものです。これはiPhoneの購入者の問題なので、どうすることもできません。通信できないと修理する甲斐がないので避けました。

またネットワーク利用制限△も将来×になる可能性があるので、できれば避けたほうが良いかもしれません。ネットワーク利用制限の有無は端末IMEIがわかれば調べることができます。

キャリアごとのネットワーク利用制限確認サイトのリンクを貼っておきます。

Docomo

au

Softbank

 

・アクティベーションロック「iPhoneを探す」がオンのものは避ける

「iPhoneを探す」とはiPhoneの盗難防止用の機能です。前使用者がこれを解除していない場合、購入しても使うことができません。初期化してもこのロックは解除されませんので、対処法がありません。

 

「iPhoneを探す」の有無は商品説明欄に書かれていることが多いので、必ず確認しましょう。

記載がない場合は、質問するか、購入は控えたほうが良いと思います。

 

・簡単なパーツ交換で直せそうな故障症状を選ぶ

iPhoneのモデルによる部分もあるのですが、全モデル共通して簡単に交換できるのはディスプレイとバッテリーです。ガラス割れ、タッチ操作ができないといった症状であればディスプレイ、電源がすぐ落ちる症状であればバッテリーを交換すれば直るかもしれない、と推測できます。

※この時点で故障パーツの断定はできません。タッチ操作や電源が落ちる問題はロジックボードが原因で起こることもあるため、あくまで推測の域を出ないことに注意してください。

 

上記3つの点に注目して、ネットワーク利用制限○、iPhoneを探すオフ、(ディスプレイの交換で直りそうな)タッチ操作不良のiPhoneSEを選んだ、というわけです。

 

ジャンク品が届いたら

iPhoneSEが届いたら、故障症状の確認とそれ以外の不具合がないか、そして内部に水などが入っていないかを確認します。

私が注文したiPhoneは幸い、タッチ操作不良以外の不具合なし、そして内部が錆びているようなこともありませんでした。

故障症状の一部はソフトウェアが問題で発生する可能性があります。そのため、一度PCのiTunesに接続し、「iPhoneを復元」をしておくと良いでしょう。これで症状が直ることもあります。

 

「iPhoneの復元」とはソフトウェアの初期化のことです。私の場合はこれでは直りませんでした。

 

パーツの購入・修理

ここまで確認したら、いよいよパーツの交換を行います。ディスプレイやバッテリーはAmazonで安価で購入できます。私が購入したのは下記のディスプレイです。修理器具も付属しています。

 

修理方法はiFixitを参考にすると良いと思います。交換するパーツごとに、写真付きの丁寧な説明があります。

修理完了

交換作業は無事完了し、タッチ操作の不具合は完全に直りました。ジャンク品だったiPhoneSEは完全動作品として生まれ変わったのです。かかった費用はジャンク品の購入代金5500円と修理用パーツ代の2310円で、計7810円でした。

 

メルカリで完全動作品のiPhoneSEの金額を調べるとなんと18,000円程度の値段で売れているではありませんか!(ちなみに64GBモデルです)

 

iPhoneSEは貴重なので私は売らずに使いますが、修理したことによりこれ程価値が上がったことには驚きでした。

 

タイトルとURLをコピーしました